四話

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「熊飼美子、よろしく。」 今まで(2人)と違い、とても短い自己紹介 透き通った肌にナビとはまた違った、ふわふわとした色素の薄い髪。 「次は貴方の番だ」というような瞳で見られてしまえば、質問なんか後回しにして俺が話すしかなくなる。 今日何回したか分からない自己紹介を終え、フリートークに入る。 「美子さん!美子さんって何が好き?」 笑顔とさりげない質問をする女子。 「……甘いものとか、甘いもの」 (それどっちも一緒だろ!!) 「私もー!!この学園の近くって、いっぱい有名なお店あるよねー!」 「…うん。でも、高いから…自分で作ったりする。」 「へぇ~…すげぇな。」 (俺も料理はするけど…デザート類はねえな…) 「今度持って来てくれよ!!」 「気が向いたら。」 「よっしゃー!」
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