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｢……………｣
――扉をまた開けて男子生徒達はゾロゾロ出ていった｡
最後の1人によってゆっくり閉められた扉を視界からはずし､俺は周りを見る｡
相変わらずきょとんとしていて同い年(の設定)とは思えないあどけなさがある表情のナビ｡目が合った瞬間さっきの2人はだれだと聞いてくる｡
次に美子は安定の無表情｡｢2年生だった…｣とナビに教えている｡もっと他にないのかよ｡ナビも納得すんな｡
流石につばめは…
｢あのセンパイそっくりだったな!｣
｢―――そんなコトはいいのよ何アノ女…裕太くんに馴れ馴れしい――――｣
―…だよな､そうだよな｡つばめにマトモさを求めた俺が悪かったよ｡そして彩も平然としないでくれ｡この中で多分､唯一の常識人だから｡
最後何か言った気がするけれど､聞こえなかったしいいか｡
そして――
｢いいい井上君!!いつどーやったら校内ファンクラブまである凉木先輩たちとよろしくできるの？!!入学式で理事長室に行くだけあるわ!もう､逃がさないわよ詳しく聞かせなさいフフフフフ平凡受サイコウ!これからもよろしくね裕太君☆｣
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