五話

5/5
前へ
/41ページ
次へ
「いきなり呼び捨てかよ!?…まあいいや。ファンクラブって?」 「あの双子の先輩は男女共に大人気で、ファンクラブの会員が2人をとりまいてるの。基本2人は話しかけることもせず無干渉なんだけど、影からお世話してるそうよ。学園のマドンナと言うより、遠い存在…別次元の姫君ってトコ」 「お前よく知ってんな…」 「ウフフ私の情報網、ナメてもらっちゃ困るわ。別コースの事まで調べ済みなんだから!」 「で、どうやって2人と知り合ったんだ」とばかりに近寄って来る椿。 面倒なのでここは逃げるとしよう。 俺は真新しいかばんを片手に、走っていった――――――
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加