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サングラスも見飽きたからカチャ、と自分で掛けてみる
「お、くらい」
サングラスを通して見える世界はやっぱり暗くて、でも何となく落ち着いて段々瞼が落ちてくる
意識がふわふわしてきた所で
「あれ、リーダー寝てるんだ」
待ちわびていた彼の小さな独り言が聞こえた
「おきてるよう」
サングラスを掛けたまま目を開ければこちらを見ているいつもよりも黒い彼
「それ、気に入った?」
「かっこいい」
笑いながら問い掛けて来た彼に素直に答えれば、あげよっか?なんて言ってくれる
でも
「くろいからいらない」
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