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そして僕は今、遅刻しかけてる
望「早く行かなきゃ!」
僕は大慌てで準備物を揃えて携帯食料を片手に家を出てアカデミアへと走った
えっ…鍵?…家って言うか僕が住んでいるアパートはオートロックだから大丈夫だよ
そして交差点に出た瞬間に曲がり角から良く見慣れた人物が来た
???「うぎゃあああぁぁぁぁ!!遅刻うぅ!!遅刻するぅう!!」
望「白陽(はくよう)先輩!またですか!?」
真紅「うおっ!?望君ではないか!まさか珍しく寝坊でもしたのか?」
先輩…さっきまでの血相かいた顔は何処に行ったんですか…僕を見た瞬間パァーって笑顔になって…
取り敢えずこの人の自己紹介をしておこう、
白陽 真紅(はくよう しんく)先輩、僕と同じデュエルアカデミアの在校3年生で聖刻皇帝(セイントスペルカイザー)と言われている天才級の決闘者(デュエリスト)でその名の通りにデッキがあのエクシーズを多用して転回し1ターンキルしてくる。
有名な聖刻龍シリーズのデッキを使用してるけど、
最近の先輩は皇帝(カイザー)の渾名(あだな)を嫌っていてその理由として相手を上から目線で見たくなく決闘者として対等にデュエルしたいからだそうだ、
そして先輩のデッキは聖刻龍特徴を生かしてとあるカードを出して勝利するためのデッキになってるけどそれは分からない
決闘者としての実力は申し分無いけど遅刻常習犯として良く先生に説教をされている姿は良く見掛けている、学力成績は中ぐらいかな?
そして今、先輩と一緒に学校まで全速前進で競争をしている。
競争になった理由は白陽先輩が「学校まで競争すれば間に合う!」って言われてそうなった。
真紅「どおぉしたぁどおぉしたぁ望ぅう!!息があがってるぞ!?」
言い忘れたけど白陽先輩はアカデミア内でも運動能力が人よりもずば抜けていて常に上位である為に僕はどんどん白陽先輩に引き離される。
望「はぁ…!はぁはぁ!無茶…はぁ!を…言わない…はぁ!で…下さい…!!」
僕はもう息が続かないけど引き離せられまいと踏ん張って、何とか先輩の後ろに追い付いた。
きっとアカデミアに着いたら絶対に僕は教室でぐったりしているな…
いや…間違いなくぐったりと白くなるだろう…元々白い色の髪だけど…
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