1.お庭で

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「ぅあ、ん、やだぁ……」 11時、未知のエロい声が、中庭に響いた。 「ぃ、やぁ、ア、アキラ……」 芝生の上に押し倒された未知は、それでも精一杯の抵抗をみせる。 「ア、アキラ、もうしないって、や、約束、した……」 そいつが約束なんて守る訳がないだろう。 アキラは、未知の顔をペロリと舐めた。 「ぃや、だ……」 アキラと未知の体格差では、到底、未知に勝ち目なんてない。 勢い付いたアキラは、未知の首筋を舐め上げる。 「そ、こぉ…だぁ、めっ……」 懲りない奴らだ。 俺は、如月が入れてくれたお茶を飲みながら、アキラと未知を眺めてる。 今日は、何分持つだろう。 「け、圭ちゃーん、もぉ、だめぇ、ア、アキラ、止め、てぇ……」 今日もアキラに、いいようにされて、力尽きた未知が俺に助けを求めてきた。 「未知、お前がアキラをけしかけたんだ。未知がいけないんだろ」 「ぁあ、ん。圭ちゃん、助け、てぇ。アキラ、重い、よぉ」 「もう、し、ないからぁ」 未知の「もう、しないからぁ」なんて、全然信じちゃいないさ。 仔猫ちゃんには、節度ってものがないからね。 アキラの下でぐったりしている俺の可愛い仔猫ちゃん、今、助けてあげるよ。
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