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「ぅあ、ん、やだぁ……」
11時、未知のエロい声が、中庭に響いた。
「ぃ、やぁ、ア、アキラ……」
芝生の上に押し倒された未知は、それでも精一杯の抵抗をみせる。
「ア、アキラ、もうしないって、や、約束、した……」
そいつが約束なんて守る訳がないだろう。
アキラは、未知の顔をペロリと舐めた。
「ぃや、だ……」
アキラと未知の体格差では、到底、未知に勝ち目なんてない。
勢い付いたアキラは、未知の首筋を舐め上げる。
「そ、こぉ…だぁ、めっ……」
懲りない奴らだ。
俺は、如月が入れてくれたお茶を飲みながら、アキラと未知を眺めてる。
今日は、何分持つだろう。
「け、圭ちゃーん、もぉ、だめぇ、ア、アキラ、止め、てぇ……」
今日もアキラに、いいようにされて、力尽きた未知が俺に助けを求めてきた。
「未知、お前がアキラをけしかけたんだ。未知がいけないんだろ」
「ぁあ、ん。圭ちゃん、助け、てぇ。アキラ、重い、よぉ」
「もう、し、ないからぁ」
未知の「もう、しないからぁ」なんて、全然信じちゃいないさ。
仔猫ちゃんには、節度ってものがないからね。
アキラの下でぐったりしている俺の可愛い仔猫ちゃん、今、助けてあげるよ。
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