2人が本棚に入れています
本棚に追加
取っている講義がほとんど一緒な事もありその日は鬼原と行動していた。
二限終了後の昼休みは鬼原と一緒に食堂に行く事になった。
「で、シンちゃんはサークルとかどうする気さ?まさか運動部に入りたいとか言わないだろうな?悪い事言わん辞めとけ、俺の高校の頃の先輩が大学で運動部入ったらしいけど高校の部活動の比じゃないらしいわ、なんか合宿だらけで死に至るらしいぞ。部費稼いで来いとか言って無理矢理バイトやらされる事も頻繁にあるらしいしあんなもん俺から言わせれば奴隷だよ奴隷」
鬼原は口の中に親子丼を突っ込みながら喋っている、口をモゴモゴさせながらよくここまで喋れたものだ。
ここまで来ると最早賞賛に値する。
鬼原は先程の事を一ミリも懲りていないようで相変わらずシンちゃんと呼んでくる。
「元から運動部に入る気はないよ、知り合い作れるぐらいの軽いサークルに入ろうと思ってる」
そう僕が言うと鬼原は二度強く頷いた。
「うん、うん。それがきっともの凄く正しい選択だ、いやぁシンちゃんとは気が合いそうだよ。そうだ、明日適当なサークル回る予定だったんだけど一緒に行こうぜ」
丁度良い、僕もサークルを見に行きたかったが1人で見て回る事に抵抗があったのだ。
「うん、良いよ」
最初のコメントを投稿しよう!