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突如、静寂を保っていた木々の向こう側から爆発音とともに木々薙ぎ倒して一つの人影が吹き飛ばされてきた。
木々を何本か粉砕してようやく止まったそれは、ハンターと呼ばれる人々の纏う防具の一つの『オウビートシリーズ』に似ていたが、この者が纏っているものには留め具の類が一つもない。
オウビートがは吹き飛ばされてきた方向を睨みつけながら立ち上がろうとする。
しかし、立ち上がろうとしたものの身体中の痛みに膝をついた。
「フッ、無様だなぁ…えぇ?虫の王さんよぉ!」
そのとき、オウビートが睨む方角から何者かの声がした。
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