第二夜・正義と信念

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「バーサーカはかなり好戦的な上に大食いのホラーだ、人間同士の争い事がある度に現れては殺戮を繰り広げた後に敗者を纏めて喰らうんだ」 「敗者を?奴は一体何を基準に人間を喰うんだ?」 「過去の記録では独裁者に憑依して捕虜にしてある敵兵三十人を相手に戦闘して喰っている…つまり奴は戦う人間を標的にしてるって事だ」 龍馬は身支度をしながらザビの言葉を整理し始めた。 この世の中で戦う人間…自衛隊、警察官、暴力団…武器を所持している人間… その時龍馬はここ最近の新聞記事を思い出した。 「ザビ!俺の感が正しいならここ最近新聞を騒がしているヤクザと海外マフィアの抗争が奴の餌場になる、つまり奴はヤクザかマフィア…それを取り締まる警察の人間に憑依してるに違いない」 龍馬は身支度を終えると、夕闇迫る街へと歩き始めた。
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