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学園に向かう途中の交差点で四刀たちは幼馴染である橘 美咲と待ち合わせをしていた。
待ち合わせというか、家が近いのでほぼ毎日いっしょに登校している。
四刀たちは待ち合わせの時間より10分も早くついてしまった。
「まだ美咲は来ていないな。まあ時間も早いし当然か。忍少し待つか」
「御意」
美咲が来るまでの間に少し美咲のことを説明しよう。
美咲は四刀の幼馴染であり小さなころからずっといっしょの腐れ縁のようなものだ。
そして俺たちが通う私立橘学園の一人娘。
いつでも凛としている美咲は全校生徒の憧れの的である。
「おはよう。先に来ていたのか四刀それに忍」
とそこで美咲が到着した。
美咲の髪は金髪で目は碧眼である。美咲の祖母はイギリス人で祖父が日本人。
つまり美咲はクォーターなのだ。さらに美咲は容姿端麗、勉強もスポーツも学年トップの完璧超人ときている。
これはもう一目置かれないわけがない。そしてなんといってもその巨乳!すばらしい!
バシッ!
美咲からのいきなりのローキック
「痛ってぇーーー!何すんだ美咲!」
「やらしいことを考えているのがいけない」
美咲にはすべてお見通しのようだった。
「おはよう美咲さん。今日はなんだか気合い入ってるね」
ローキックをくらって悶えている四刀を無視して忍が話を始める。
「あたりまえだよ。今日から私たちは高校生になるんだ。ビシッ!としなければならないだろ」
「でも高校生になるっていても俺ら中高一貫だろ?学年が上がるだけであまり今までと変わらないじゃないか」
「確かにそうだが心構えだけでもつけとくのも大切なことだ」
「それもそうか」
そんな他愛もない話をしているうちに四刀たちは校門の前までたどり着いていた。
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