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「おーおー今日もやってるのかー?お前らほんと仲いいよな」
と今教室に入ってきた徹が言った。
「なかよくなんかない!」
「なかよくなんかねー!」
二人同時に言ってしまった。
「やっぱり仲いいじゃん♪」
徹はそれだけ言うと自分の席に行き本を読み始めてしまった。
斉藤 徹は沙耶香と同じく中3のときに出会った友人である。
「はーいお前ら席につけー」
ここで担任の柿崎が入ってきた。四刀たちは解散し全員席に着いた。
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムが鳴った。今日は春休み明け1日目なので今日は半日で学校が終わった。
あとは帰るだけだと思い忍と帰ろうと思ったが今日は友人と予定があるらしい。
なので今日は一人で帰ることにした。
だが普通に家に帰ってしまってはつまらないのでこの学園を少し探索することにした。
思えばこのとき普通に家に帰っていたらあんなことにはなっていなかったと思う。
四刀は学園の森の中で迷子になった。あたりはもうすでに真っ暗だ。
真っ暗な森の中四刀は妖しげな光を放つ小さな社を見つけた。
「なんだあれ?」
四刀は吸い寄せられるようにその社へ近づいて行った。
社はかなり古いものらしくかなり老朽化が進んでいた。とちょうどそのとき雨が降り出した。
「やっべ」
四刀はとっさにその社の中へと飛び込んだ。
社には少しばかりの屋根がありそこで雨をしのぐことにした。
社には扉のようなものがありそこの真ん中にお札が貼ってある。
四刀はそのお札に触れた。
キィーーン!!!!
その瞬間お札が弾け飛び社の中から強烈な風と共に”何か”が飛び出してきた。
「うおっ!」
四刀は猛烈な風で吹き飛ばされ四刀は意識を失った。
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