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テリー
「ふ、ふーん?よかったじゃん?ようやくあんたの歌を聞いてくれる奴が出来て」
アリア
「うん。あなたのおかげだよ」
テリー
「え…」
アリア
「あなたが…あなただけが、毎日わたしの歌を聞いてくれていたから…。だからわたしは歌えたの」
テリー
「……。」
テリー
「って…だから!誰があんたの歌なんて…ッ!」
アリア
「クスクス。今日も公演があるの。夜なんだけど…わたしも歌うから、よかったら来てくれない?」
テリー
「な、なんッ」
アリア
「場所はフェリーパークのフロア3。子供は入場無料だから」
テリー
「まっ… 誰も行くなんて…!」
アリア
「待ってるから」
テリー
「…~~~ッ」
アリア
「じゃあ、絶対に来てね!」
【走り去る】
テリー
「……。なんだよ…なんだよ、バーカ」
テリー(M)
「でも。ちょっと、嬉しかったりして」
ーフェリーパーク フロア3ー
テリー
「ここで…あってるよな…?」
【会場内には物凄い人々の数】
テリー(M)
「うわあ… こんなにたくさんお客さんいるんだ。ていうか、こんなに人がいたら僕のこと分からないんじゃ…」
【ステージの真ん中に立っているアリア】
テリー
「あ…」
アリア
「アドリブ」
《テリーに気づき微笑む》
テリー(M)
「えっ うそ…!僕に?あそこから気づいたの?」
アリア
「皆様。本日はお集まり頂きありがとうございます。足を運んでくださった皆様に、感謝の気持ちを込めて歌を送りたいと思います」
テリー
「………。」
《ドキドキ》
アリア
「すぅー…。♪」
《息吸う》
テリー
「…?」
アリア
「♪」
テリー(M)
「あ……れ…?なんだこれ…」
アリア
「♪」
テリー(M)
「どういうこと…?なんで…こんな酷い歌…ッ!」
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