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アリア
「♪」
テリー
「……、な、なんで…」
アリア
「♪………。昨日、あれから考えたの」
アリア
「あなたの言う通りだった。わたしがしたかったことは、わたしの夢は、あんなことじゃない。わたしは…わたしが好きなように、自由に歌っていたいんだって、気づいたの」
テリー
「………。」
アリア
「本当にありがとう。…あなたには、助けられてばっかりだね」
テリー
「…べ、べつに…僕はなんにも…」
アリア
「ねぇ、よかったらこれからも……ううん。これは、言うまでもないか、な」
テリー
「はぁ?なにそれ…」
アリア
「そういえばわたしたち、自己紹介もしてなかったこと知ってた?不思議だね」
テリー(M)
「しってる。」
アリア
「わたしの名前はアリアだよ。あなたは?」
テリー
「…僕、テリー」
アリア
「テリーって言うんだ。素敵な名前だね。ねぇ、歌ってもいいかな」
テリー
「………うん。歌って」
アリア
「すぅー。♪」
テリー
「……あったかい……」
テリー(M)
「また、聞けた。彼女の…アリアの歌を、また聞くことができた。僕の大好きなこの歌を」
テリー(M)
「それはとっても、幸せなことで。」
*End*
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