想いよ、届け

①キミにまた会える日まで

覚えてない……？

それとも、あたしの人違いだったの？

でも、こんなにもあの“準之介”にそっくりな人って。

「……ゴメン。勘違いだったみたい」

あたしがそう笑うと、準之介も笑い返した。

そして、黒板の前に戻っていった。

「じゃ、今井の席は……あそこな」