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[カタチの端っこ]
AOI
当たり前のようにある時間の中で僕らはなにができているだろう
当たり障りのない言葉だけを選んで人で周りを囲む
それでもどこかツメタイ空間 気づかぬふりに心にトゲが降り刺さる
これが僕が望み求めたカタチなんだろうか まるで薄い氷の上にたたずんでいる
氷が壊れるのをただ恐れそこに居ることが誰が望むのだろうか
いっそ壊して下から眺めたくなる
崩れた積み木をまた積み上げる姿は寂しげで悲しくて
人の心を知るのはもっとあやふやで理不尽な偽りが溢れる
そして気がつく汚い感情 覆い隠す姿も陰る
それでも一番汚いもと思い知らされるのは 人を信じられぬ自分自身なんだと
なんども 何度も 影が語りかける言葉は崩れ去るけれど
それに支えられ消え去れない自分がある
語る言葉はうたかたの 贈る言葉は酔いしげに 愛を囁く神風に 乗せては散りゆく 儚き幻
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