[古都の面影]

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[古都の面影]

夜な夜な響く笛の音に しばし静まり脚留めれよれば ひさかた凪逝く安らぎを あはれ見事とはな一たおつみ投げ入れやらん 浮かぶ花を月並べ もう一度と奏でれば変わる琴のは酔いしれん 雲かげり隠らむ満月を いま鳴く悲しみ忍留め いつか再び逢うことを 願い想い馳せやる星の奏でに
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