異説…異説、ねぇ…

3/5
前へ
/28ページ
次へ
{翔子side} ~月の渓谷~ 私『ここ…どこ…?』 辺りは暗く、まるで月面のような世界。 …でも月が見える…? 私『なんだか、変な世界に来てしまったみたいね…』 思わぬアクシデントと人がいないことで少しテンションが下がっちゃったけど… でも、必ず人がいる。 そう、信じてる。 私『じゃあ、とりあえず人を探した方がいいわね…』 私は、前も似たようなアクシデントにあったから、多分、一緒だと思い… 私『手の先に力を集中させて…』 私の手の先が、不気味に光だす。 私『そして…表したいものを思い描く…』 手の先の不気味な光が、だんだんと赤く染まり、暖かな光となってきた。 ちなみに、私が想像したのは… 私『ファイア!!!』 ボッ! という音と共に、大きな炎が出てくる。 私『よし。ここは魔法が使えるみたいね!』 でも、並大抵の人間に魔法が使えるって…凄いわよね(笑) 私『じゃあ次は…』 私は手に力を込める。 そして力一杯拳を握りしめ… 私『手を振る!!!』 キラン! 私の手には、大きな斧が握られていた。 私『良かった。前と一緒の武器で…』 私は以前、魔法と共に、武器も扱ったことがある。 そのとき使った武器が、この斧に似ている。 私『それじゃあ、行きましょうか!』 私は武器をしまい、前に進み出した。 …そういえばお兄ちゃん…どこにいるのかしら…??
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加