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しかしその瞬間、俺は驚愕した―、
「ルネア…!?」
そこに立っていたのは
クラスメイトのルネアだった。
「これは…、どういうことだ?」
俺のその言葉に
ルネアは悲しそうな顔をする。
だがそれも一瞬、
その表情を誤魔化すように
表情は姿を変えた。
どこか、覚悟を決めたように。
「単刀直入に言うわね。
神城修あなたは死にました」
「なるほど…」
「え?納得するの?」
俺は辺りを見回しながら答える。
「ん?いや、まぁさっきから
体が変に軽いし、
それにここはなんだか清浄すぎる」
俺はそれを踏まえた点で
自分の中で答えを出す。
「ここが、所謂、天界ってところか?」
「………っ!?」
目の前の彼女、ルネア ディアースは
俺のその言葉に驚愕の表情を見せた。
「と、ところで神城君?
学校にいる時と大分
印象が変わるのだけれど」
ルネアは少し誤魔化すように
けれど気になっていたことを修に問う。
「「……………」」
訪れた沈黙。
先に破ったのは修だった。
「5本…」
聞けば咳払いだが
読めば意味が違う言葉で。
「いや、ね?
こうさ、なんという傘?
シリアスだと思ったんだよ真剣にしないと
まずいじゃん?色々と?
ほら、ちゃんとしないと空気嫁とか言われるし
……え?
今のお前が空気嫁?
はい、すいません」
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