~prologue~

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修は実はというと 地球の人間ではない。 “アルカディア”という 世界の出身なのだがこれは割愛。 「それで俺に行けと?」 「ええ、ピッタリじゃない?」 「なんの為に 俺はその異世界に飛ばないといけないんだよ」 その質問にルネアは 少し難しい顔をして答える。 「簡単に言うとね その世界の神を殺してほしいのよ」 「へぇ~、 俺が神を殺せると思ってんの? 俺はチートかよ? チートなんですか?そうなんですね?」 突然、修は 仮面を変えて騒ぎ出した というか若干キレた。 「能力使うたびに 血反吐吐いたり、酷い頭痛したり それをやれと?鬼畜ですか? そうですか?鬼畜なんですね、 そうなんですね?」 ~数分後~ 「はぁ…はぁ…… 事後……って違うから!!」 修は疲れ果てていた。 「で?行ってくれるのかしら?」 「もう、いやぁぁぁぁぁぁ」 修はまた騒ぎ出す。 「あのね? こっちの世界に来て、拾われて 事件に巻き込まれて、義母が死んで、 暗殺者的な何かに育て上げられて、―」 閑話休題 「再開した義妹には叩かれて、 親友には剣突きつけられて、 もう、いい加減生きるのもめんどいわ 地獄でもなんでもいいから さっさと連れて行って!」 騒ぐ、彼を見てルネアは、 「あら?地獄に行くの? 残念ねその異世界って アルカディアなのに」
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