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「おい、あの酒ストレートな」
「もうエース飲み過ぎやって」
第一あのウイスキー結構高いねんで
正直エースに飲ませんの勿体無いわ
そう言いつつもウイスキーを注いでくれるジョニーは俺に甘いんやろなって思う。
「これでおしまいやからな」
そう言って差し出したウイスキーソーダ。
「俺頼んだんストレートやけど」
「シメに飲むんがストレートとか悪酔い確実やろ」
仕方無くウイスキーソーダを口に含み喉に通す。
炭酸は甘いもんって決まっとるやろ
そう思いつつこのウイスキーソーダを作った本人に目をやる。
無言でグラスを洗い拭いていく。
真剣なのかでも何か別なことを考えてるのかよくわからん瞳。
なんか見てるだけでイライラしてきたわ。
理不尽なイライラやってわかっとる。
せやけど
一度考えたら実行せんと気がすまんタイプなんよ。
「ジョニー」
「何?」
「ちょいこっちきて」
いかにも怪しいものを見る目をしつつもこちらへ来たジョニー。
俺は酒を口に含みジョニーと口を合わせ無理矢理注ぎ込んだ。
炭酸飲料ってな相手に口移しで飲ませると媚薬効果があんねんで。
まぁトッポが作るガチモンには叶わんけどな。
そしてジョニーが飲んだとわかったら無理矢理舌を捩じ込み耳を塞いでやる。
「っ、ふぁっ、」
耳塞ぐと音が響いて聞こえるからキツいんやって。前抱いたやつが言っとった。
そんな風にしとったら
ガリッ、
「いったぁ!!」
おもいっきり舌噛みよった!!
「なにすんねんこのボケ!!」
「それはこっちの台詞や!!」
第一エースにはアーセナルおるやん!!
それはまぁ、そうなんやけど。
「それとこれは別みたいな」
「…サイッテーやな」
俺のこと睨んでくるジョニー。
そう、こんな目。
「求めてたわ…」
口角上げてニヤリと笑った。
バーン
もう一回ジョニーにキスしたろうと思ったら思いっきり銃声音が鳴り響き
「ホンマに最低やな」
暫く近寄んなや色欲魔。
アーセナルに一言叩き付けられた。
あぁ、アーセナルどこから見てたんかなとか、ジョニーこの後慰めんとアカンやろなとか色々頭には浮かんだけど
取り敢えず逃げるが勝ちと思い、ホールから脱走した。
その後捕まってジャッキーとマックに「グループの輪乱すな!!」って怒られたけどな!!
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