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「…いった」
「なにしたん?ヨコ」
「口内炎出来たみたいや」
一本前の仕事がヨコと一緒やったからそのまま集合には早いが次の仕事場へ来た
モンハンやっとると右側の頬膨らましながら眉間に皺寄せとるから聞いてみた
ただそんだけのことやった
「ふーん…なぁ、痛い?」
「さくら、お前やっぱりアホか。痛くない訳ないやろ」
その言葉を聞くと同時に俺は隣に座っていたヨコの胸ぐらを左手で掴み無理矢理深く口付けた
ヨコが離れようとする前に右手で後頭部を押さえ付ける
胸ぐらを掴んどった左手はゲーム機を持ったまんまのヨコの手に添えて
ヨコはゲームから手を離して俺の手をギュッと握ってきた
あ、すまんセーブせんかった
ヨコの舌を暫く満喫した後、俺は薄く目を開けヨコの口内を右側重点的に弄り始めた
そしてお目当てのやつを発見し、つついてみた
「んっ、」
くぐもった声を上げるヨコ
頬は朱色に染まり、目蓋をきつく閉じているためか睫毛がふるふる揺れている
何回か口内炎を舌先でつついた後、もう一度舌を絡めてからゆっくりと口を離した
俺とヨコを銀色の糸が繋いでいた
ヨコと目をしっかり合わせてからプツリと糸を切った
「はぁ…も、マジ楽屋でなにしとんねん」
「何でもええやろ」
「メンバーとか来たらどうすんねん」
「そんときはそんときや」
「っ、たく…」
またモンハンし始めたヨコ
口を尖らせ悪態をつきながらも頬が真っ赤な様子があまりにも可愛くて
モンハンをヨコの手から奪い取り、また深く口付けをした
─────
その頃、全員揃ってから
「はい、これ」
「なんやねん、ヒナ?」
「見て解らん?オロナミンC」
「そん位見れば解るわ」
「口内炎は移る場合もあるらしいで~」
「ほーん…ってヒナ、お前!!」
「次ヒナソロやって」
「あ、ヨコおおきに。んじゃ行ってくるわ」
「ちょっ、ヒナ待てって!!」
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口内炎が酷かったんだこの時
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