犬と猫と俺とお前

3/3
前へ
/35ページ
次へ
「「ただいまー」」 勝手知ったるヨコん家に入れば先に入っていったヨコに服を渡される。 「ほら、着替え」 「おおきに」 スーツから着替えエプロンを手にしキッチンへ。 「じゃあこいつら連れて風呂入ってくるわ」 「了解」 スーツを脱いだヨコはそのまま二匹を抱き上げ浴室に向かっていった。 冷蔵庫の中身を見ながらメニューを考える。 「…肉じゃがやな」 材料を取り出し切っていく。 パッと切って鍋に入れ火にかける。 「うわぁぁ!!」 突然浴室からヨコの大声がした。 「どうしたんー?」 浴室に向かい扉を開ければ 「……誰?」 「知らんわ!!」 知らんやつらが浴室にいた。 「お前ら、誰やねん」 取り敢えずそのままでは埒が開かないのでヨコの服貸して話を聞くことに。 「さっき拾われた黒猫やけど」 尻尾をゆらゆらさせながら小さいほうが言う。 「俺は二人に拾われた黒犬」 ニコッと微笑みながら耳をパタパタさせ言う。 「…どうする?ヨコ」 「何が?」 「あの二人、信じるん?」 「信じるもなんも俺目の前で見とったし」 「あ、せやな」 「まぁ、楽しそうやし、ええやろ」 「俺らは飼われるんやろ」 「せや」 「じゃあ自己紹介やな、俺はさくら。そしてこっちの黒犬が怜」 「二人のこと何て呼べばえぇん?」 「あぁ、俺は村越正夜。アダ名のヒナでもええよ」 「俺は横瀬皇龍」 「ヨコとヒナやな」 「コウ君とヒナ君でもええ?」 「かまへんよ」 「じゃあ飯にするか!!」 「「「おん!!」」」 ━━━━━━━━━━ 正味まだCPとか明確に決まってない
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

131人が本棚に入れています
本棚に追加