3 決定的瞬間

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「で、いつから?」 「…に、2週間程前から」 紗季は躊躇いがちに話すと、顔を赤く染めらめた。 まるでそれは、十代の少女のような初々しさだった。 ああ……。 ーーー恋する乙女になってやがる。 でも、待てよ? 本当に2週間前からか? 実は、もっと前から俺に隠れて…? そんなことに思いを巡らせていると、紗季がまた話を続けた。
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