4233人が本棚に入れています
本棚に追加
/1094ページ
「もしかしたら、会話の流れで“分かった”って言葉は出したかもしれない。
でも、それはお前の言いたいことや気持ちは分かったってことで、別れることを認めた“分かった”って訳じゃないはずだ。
だから、俺の中ではもう一度話し合ってって……。
俺の中ではまだ終わってなかったよ」
俺の言葉に、紗季は大きく目を見開いた。
やっぱり。
俺は、大きく溜息を吐いた。
「私の勘違い…?」
紗季の肩からカクンと力が抜けた。
最初のコメントを投稿しよう!