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「おとっ…さん」
「ユート、頑張った…よく頑張ったなぁっ…!」
お父さんは涙を流しながら俺の髪をわしゃわしゃと撫でた
「おれっ、どして…?」
「ユートとユーリくん、車にはねられて1週間ずっと眠っていたのよ」
お母さんはいった。
でも…おかしい
車にはねられた?
俺とユーリはずっと監禁されていたんだ。
あれは、夢だったの?
「ゆりっ、ゆりは…?」
「大丈夫。ユーリくんも今起きたみたいだから」
ほら、とお母さんは隣のベッドをゆびさした。
横を向くと、ユーリはお母さんに抱きしめられながら俺を見て泣いていた
「ゆりっ…」
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