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そんなことを一人でしみじみ考えていたら悠が寝ぼけながら
「祐実、膝枕…」
と呟いてきた。
しぶしぶ了解すると満足そうな顔が私の膝に頭を乗せてきた。
…可愛い
くりくりの目に高い鼻、ちょうどいいプックリ唇、背は私とあんまり変わらなくて少し低いが透き通った声と茶色のふんわりした髪が悠の可愛さを引き立てている。
なのに手や体は冷たくて、やっぱりあの頃の暖かさはもうない。
悠を成仏させてあげたい。
来世で幸せになってほしい。
そんなわたしとは裏腹に悠は私と部活作ったらね。の一点張り。
そんなカレとのユーレイ生活は始まった。
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