序章

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「次の停車駅は京都です」 車内アナウンスで、目的地が告げられる。 「長かった…かな?」 ほとんど寝て過ごしたから、 そうでもなかった。 夜勤明けでそのまま新幹線だったからなぁ。 「んーんっ、案外、頭スッキリ」 目的地である京都駅に到着し、 背伸びしてみる。 「案外人が多いんだな……しょうがない京都だし」 ホテルのチェックインまで時間あるし…観光でもしよう。 コインロッカーに置きたいところだが、駅に戻ってくるのも面倒だし…。 仕方ない、持ち歩こう。 スーツケースをゴロゴロひき、 バスに乗り込んで。 「次は壬生道です」 壬生寺へむかう。
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