明日の扉１

序章

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「10日か…」

職業：看護師

不規則な生活で…
友達と休みもあわない

そんな私に10日は…長い。

「京都なら飽きないかも」
思い立って京都に旅立つ。

最近ハマってる新撰組。
「でも、あんまわかんない…」

まっ、とにかく巡ってみよう。

スマートフォン片手に、壬生寺を目指す。

「…こっちか」
細い路地に入ってしばらく歩いていると

1人の女の子があたりをきょろきょろと見回していた。

「仲間かな…」

でも…

『絶対あの子、迷ってるよね…』

そう思って、
その子に声をかけた。