その4

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怒涛のような1週間だった。ぐったり…。 「ところで、そっちはどうなの?お目当ての彼とはいい感じ?」 「…椿姉。大人なのにそんな話好きなの?」 「女はみんな好きでしょう、こんな話」 「挨拶はするよ…でもそれ以上はないかな」 「他のメンバーはどうでもいい感じ?」 にやにやしちゃう、なんか希かわいい! 「そんなことないよぅ…、なんか毎日夢みたいで…」 「何が夢みたいなんですか?」 「!」 2人で話していると不意に後ろから話しかけられた。びっくりして振り向くと若い男が1人立っていた。 「あーーーーーっ!!」 「え?」 男が、大声で叫んだ。何?何? 「あなた!あの時の!!」 あの時…? まじまじと男を見るが、全く覚えがない。っというか、今まで大勢の男を見ていたせいか…関わりがあったとしても覚えていない…。 「ちょっと、土方さーん!」 男はどこかへ走って消えた。 「え…っと、何あれ?」 希に聞気ながら顔を見ると…真っ赤! 「あ…あの人が、沖田…さん」 「へぇ~、ってええっあれが?」
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