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お代わりの声に対応しながら、ひと段落したころ
「そういや希さん、あんた兄貴はいないか?」
土方さんに聞かれた。…またその質問?
「いいえ、おりません…。あの…」
なんで同じこと聞いてくるんだろう…、聞いてみよう。
「今日、同じようなこと聞かれたんですが…何かあるんですか?」
「いやー、他人のそら似ってやつか。同じような顔のやつがいるもんで」
「…そうですか」
私に?疑問に思ったけどそれ以上は、聞かなかった。
**********
3月12日
京に残った浪士組は、会津藩お預かりが正式に決まった。そして一同は、宴会を開催していた。
「…うるさい、眠れない」
「でも、すごくうれしんだよ」
「そうだけどさ、近所迷惑だって」
私たちは、引き続き八木家の2階に住んでいる。
「明日以降数日のことはお任せします」
八木家の人たちは、この騒ぎに耐えかねて親せき宅に一時避難中、雅さんに任務を言い渡される。
「こりゃー今夜は眠れないな。明日休みだし、あの人たちもご飯いらないだろうしいいや」
そう言って、
「私たちも、混ぜてもらおっ!」
椿姉いそいそとお着替え。ええっ!?
「希も早く!!」
…椿姉、まったく。
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