おいコラ、何また筆箱漁ってんだよ…吊るすぞ

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図書館棟は一階から四階まで。上り降りが大変なのでエレベーターが完備されている。 本を傷めないようにする為、温度調整完璧。 そしてその本の数、なんと『2000万冊以上』。 ね?普通の学校と違うでしょ? この図書館棟から一冊の本を探すのだ。中途半端では出来ない仕事。 国語辞典とかならまだ良い方だ。けど『複素ベクトルと三元数』何て言われた時には泣きそうになった。 先生なんて 「あっはっ、がんば☆」 うん、殺してやりたくなるわ。てか死ね。 何て言ったら停学もの。ここはまず苦笑いをしておいた。 まあ…こんな事があるわけだ。 もう1つの特権は図書委員1人1人に学校のマスターキーを渡すのだ。 これは依頼人に迅速に本を渡せるように、という事らしい。 絶対に私用目的でしょ。
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