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エリゴールは魔力をため、魔方陣を自身の下に展開。そして、ジオの目の前に転移した。
ただでさえ体を止めるために踏ん張ったせいで体勢が悪い。そこにエリゴールの手のひらがジオに向かって何度も打ち出される。
「ぐっっ！！」
一発腹に受け、重力で体が潰されそうになる。内蔵が破裂したのか、口から血をはいた。
それでもエリゴールは手を止めない。何度も張り手をうちだし、ジオはギリギリで弾く。
「うらぁ！！」
なんとかイブリースから抜け出したエドがエリゴールの頭部を蹴る。少なからず体勢を崩したエリゴールに、エドは強風を叩きつけて吹き飛ばした。
「逃げちゃダメだってば。」
イブリースの爪がエドの肩を貫く。エドはすぐに逃げて間合いを開けた。
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