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サラが用心棒の店を出たとき、隣にはアーツがいた。
「ついてこなくても大丈夫だ。」
「違和感あるな。二人の方が安全だろ?」
アーツはやれやれといった感じで、肩に担ぐ大剣を跳ねさせた。
そういえばアーツはアレスの子と言っていた。アレスって一級神なのだろうか。
なんて思いながらデパートへ。特に買うものがないのに入るとなんだか悪い気がする。
ジオと一緒に食べたカフェがある。サラはその店を見つめ、小さく首を振った。
「この中にはいないか?」
「うん……違うところ当たろうか。」
サラとアーツはそれから、病院、ホテル、コロシアムを覗いた。しかし懐かしい影は見当たらない。
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