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「やっと終わった」
結局、ラピスラ様はちり取りだけしかやらずほうきを投げ捨ててた。
ラピスラを見てると一瞬何か光ったが主人公の然彩 疾風には正体が分かった。
「ラピスラ、ちょっとどけ。いや、退いてください。」
ラピスラは不思議そうに立ち上がってくれた。
見つけたぞ、なぜか知らんが500円玉を。
が、今はラッキーと言うべきだ。
神様が与えてくださった500円玉を見つめて財布に入れた。
今すべてやったことは、5秒でやった。
無能力でも、物拾いのスキルはある
しかもレベル10の
「ねぇ今なにしたの?」
「金を拾っただけだ。ほらもう行くぞ」
「ふーん。ていうか敬語使いなさいよ」
体育館から出て教室に戻ると…やっぱり授業中だった。
「先生~掃除に夢中になりすぎて時間を忘れてました」
「以下同文」
「忘れるほど掃除をやるならそれくらい集中して勉強をしてください」
周りから笑い声が聞こえた。
「呼ばない先生も悪いです。」
俺は一番後ろの窓側の席に着いてノートに授業内容を写して隣を見ると、不機嫌そうな顔をしてるラピスラがいた。
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