4説 ~訓練~

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タイプを選んだ俺達は、実技を行う為にそれぞれ各担当の下へと足を運んだ。 しかし、どういう訳か俺だけ別で呼び出された。 (何で俺だけ?) 不満を抱えたまま、俺は呼び出された場所へと向かう。 そして向かった先には、何故か学園長が居た。 「良く着たな。まぁ楽にしてくれ」 全く意味が解らず、俺はその場に座り、学園長の話しを聞こうと耳を傾けていた。 「君だけ、ここに呼び出した理由が知りたいかね?」 唐突に振ってきた学園長。 俺は戸惑ってしまったが、理由を知るのは当然だと思い軽く頷いた。 でも、その内容はあまりにも突然過ぎて、頭の悪い俺では理解出来なかった。 それでも学園長は淡々と説明し、入学式の一件や、ここに呼び出した理由を話してくれた。 だが俺は、学園長の話す内容に対して沈黙しかなかった―。 それでも、聞いた以上は何とかしなければならない。 「つまり、俺はどうしろと?」 沈黙を破り、自分の置かれた状況を打開したく、俺は学園長に策を訊いた。 「覚悟は出来ておるようじゃな。つまりお前さんは、儂が担当と言う事じゃ」 (…は?) 学園長は見た目からしても、既に老体で女でも簡単に倒せそうな爺だ。
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