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そんな昔話を、俺を育ててくれた、近所では変わり者のじーさんが教えてくれた。
そんな事、本の中での話しで、現実とは全く関係ないじゃないか。
ちなみに学園の名前も、それが由来で名付けられたらしい。
(マジかよ…?)
そして俺は、そんな事の為に入学させられたのだ。
そう…聖ローウェン魔術学園に―。
「おーい、楓」
俺の名前を呼びながら、俺の肩に腕を掛けてくる奴が居る。
名前は瑞樹(みずき)。
瑞樹とはガキの頃から一緒に居て、俺の大事な親友だ。
瑞樹はノリが良く、いつも能天気みたいに明るい奴だ。
俺は、瑞樹のそんな所に何度も救われた事がある。
本人は無自覚だろうけどな。
そして、聖ローウェン魔術学園に着き、入学式が執り行われた。
だが、そこでは予想もしない出来事が―。
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