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俺は、学園長の長い演説から抜け出そうと考えて、騒ぎが起きた隙に逃げようと思ってたら…。
「そうだ!俺、バケモノに刺されて死んだはずじゃ…」
と、つい口に出してしまった。
だが、そんな俺が何故生きて居るのか?
その問いに、答えてくれたのは学園長だった。
「ちゃんと生きておるよ。恐らく、君の中で何かが起きたのだろう」
学園長は冗談を言ってるようにも、馬鹿にしてるわけでもなく、その顔は真剣だった。
俺は何も反応出来ず、ただ黙る事しか出来なかった―。
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