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耳が聞こえないから 何を言われたか 覚えていない (というか知らない)が あの見下ろすような 馬鹿にしたような顔は 今も忘れられない。 その時は、自分がなぜ こんな目にあうのか わからなかったが、 やがて障害者であると いうことがその理由 だとわかると俺は塞ぎ込み、 思春期の多くを 家の中で過ごした。 自分に何の非もなく、 不幸な目にあうのが 悔しくて仕方なかった。
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