もう一人の親

1/1
前へ
/12ページ
次へ

もう一人の親

その時の俺は 何もやる気がおきず、 荒んだ生活を していたと思う。 そんな生活の中での 唯一の理解者が 俺の主治医だった。 俺が産まれた後、 耳が聞こえないと わかった時から、 ずっと 診てくれた先生だ。 俺にとっては もう一人の親だった。 何度も悩み相談に のってくれた、 俺が父親を 傷つけてしまった時も、 優しい目で何も言わず 聞いてくれた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加