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『夢見て、あんたは私を苦しめた。
那智は、私の弟なんて認めたくもない!』
「彩!
どうしてそんなにも、俺を拒否嫌う!」
『決まってる!
あんたが、あの人を殺そうとしたからよ!
私から、あの人をとろうとしたからよ!』
私は、那智を認めるとこができない。
『この暗く汚れきった世界で、私の唯一の正義だった!
唯一の理解者だった!
那智は、そんな私とあの人を認めなんかしなかったじゃない!』
私の声は、よく響く。
『私が大切?
ふざけんな!
那智は、私のことなんか嫌いだったんでしょ?
消えてほしかったんでしょ?
あの家で、私が一番優秀だったのにどうして私と凛だけが捨てられたかわかる?』
私の言葉は、那智を苦しめる。
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