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それでも言葉を続ける。
『那智が、私たちの中で一番かわいかったからよ!
一番、あのイカれた夫婦に気に入られてたからよ!』
私は、あの2人に優秀というだけの存在価値しかなかった。
それがあったにも関わらず、あの2人は私を捨てた。
『私は、那智を弟なんて思いたくも認めたくもない!』
だから、私を嫌って。
嫌って嫌って、そして敵視して
だって私たちは、どうしたって仲間にはなれない。
だって私は、那智の敵だから
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