第16話

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・・・・や あ・・・・・・・や えっ? 「あや」 声が、だんだんはっきりと聞こえてくる。 「彩、起きて!」 私は、その声で現実の世界に引き戻された。 『・・・・那知』 目の前には、敵で嘗ての弟であった那智と同じ名の大切なシモベの那知がいた。 「大丈夫? すごい魘(ウナ)されてたけど」 私は、額に手を当てた。 額は、汗でベタベタする。
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