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キアラたちは他愛も無い話をしながら、国の中心部にある軍基地に向かった。
玄関ホールにある認証機器をくぐって、受付譲に
「キアラ、アーサー、本日の任務完了した。」
とだけ伝える。
キアラたちは軍に所属している。軍の上部から任務をうけ、悪人を処理するのがこの軍の仕事だ。
キアラたちはわけあって戦闘能力が異常に高いので、基本悪人の抹殺が主だ。
その軍の3階から上は寮だ。キアラの自室は5階にある。
自室に戻ったキアラは、返り血を落とすため、シャワールームに入っていった。
脱衣所で服を脱ぐと、白い肌が現れた。
だが、その肌には無数の傷が刻まれていた。目立つところには無いものの、傷の数は計り知れない。
キアラは首を2、3回振り、何も考えずシャワーを浴びる。
シャワーを浴び終え、バスタオルを巻きつけたキアラがシャワールームから出ると、部屋のチャイムがなった。
「はい、ああ、アーサーか。どうした?」
「お、おお・・・。今、召集、あったから呼びに・・・。」
「?」
ぎこちない返事だったので、
「どうかしたのか?」
とキアラが聞いた。
「・・・っ服を着ろ!!お前もう17だろ!!///」
顔を真っ赤にして廊下に顔を向けるアーサーを見て、自分の格好にやっと気づいたキアラ。
「あ、す、すまん」
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