プロローグ

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そこには『ミルフィオーレ』という、マフィアのボスがいた。 椅子に座り、考えていた。 「…ううん」 白蘭が考えているとき、不思議に思ったのか部下が声をかけた。 「どうかなさいましたか?白蘭様」 「綱吉君を倒すには、ヴァリアーが邪魔なんだ」 「では、どこかの世界に飛ばすと言うのはいかがでしょう?」 「うん、それいいね。今からヴァリアー宛てに手紙を出そう!」 紙持ってきてくれる、と白蘭は部下に訊いた。 「かしこまりました」 言うや否や、部下は早々と部屋を出た。 白蘭はどんな手紙を書こうか、楽しみで仕方なかった。 一体どうなるんだろうと、ワクワクもしていた。 さて、どこに飛ばそうかと策を練っていた。 「これでうまくいけば、綱吉君に勝てる」 そう呟きながら、ヴァリアー宛ての手紙を書く。 「よし、できた!あとはこれを、ヴァリアーに届ければ僕の計画は成功する」 ようやく書き終えた手紙を、さっきの部下に届けさせるために呼んだ。 しばらくすると、部下が来た。 「届けてきてくれる?」 白蘭はお願いした。 かしこまりました、と部下が言い部屋を出ていった。 ヴァリアーが驚く顔を想像した。
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