絡まれた?

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  引っ越し日早々に なんてツイてないんだ・・・ 「おおおおオイっっ、なんとか言えっっ!」 おれはただ、 見つけた野良猫にエサをあげてただけなのに。 「なあ・・・か、帰ろーぜ・・・」 そーだ、 帰ってくれ。 頼む。 怖いから。 「ちっ、ちきしょー!覚えてろっ!!」 歯の欠けたダサ派手なシャツを着た男2人は、 そう吐き捨てて暗闇へと走り去った。 「はあ・・・。」 1人ぼっち。 「ニャオン」 もっとエサをくれと足にすり寄る野良猫を見つめ、 虚しい気持ちを溜め息とともに吐き出した。 「どーしておれに話しかけてくるヤツって、あんなんばっかなんだろーなあ。」 「ゴロゴロゴロ・・・」 野良猫のノドを撫でながら、 寂しそうに笑った。  
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