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「んー、勿体無いなって言われるほど僕の顔は見る程のものじゃあないと思うんですが… …でもそうですね、夏休み中なかなか愛坂さんに会えませんし。 だから、僕も愛坂さんを見とこうかな」 先生が何をいってるのか、最初微塵も理解できなくて。 ただ、理解した瞬間、心臓がさっきのとは比べ物にならないぐらいドキドキ…ううん。なんかもう、ズキズキみたいな感じで。 心臓が、痛い。 先生のことが、好きすぎて。 あたしの顔はみなくてもわかるぐらい赤くなってる気がする。 だって、体が熱い。 先生の言葉で、動きで、表情で、熱くなる。 「愛坂さん、顔、見せてください」 やだ。見られたら、今度こそバレちゃう。 だから、こんな赤くなってる顔見せたくない。 「ほら…顔上げて?」
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