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そしてあたしの手に紙を握らせてきた。
「これ、僕の仕事用のアドレスです。買い物の日、決めてないでしょう?」
「あっ…そういえば」
いわれてみればそうだった。
抜けてた。
危うく先生とお出かけできないとこだった。
てかそれよりも、アドレスをもらってしまった。
もちろん仕事用だけど。
それでも、めちゃくちゃ嬉しい。
「アドレス教えたこと秘密にしてくださいね?教頭先生にバレたら僕、怒られちゃうんで」
「ぜ、絶対秘密にします!」
そんなこんなであたしは先生のメアドをゲットし、その日の内に震えながらメールを送り、出掛ける日時を決めた。
ヒロに日時を伝えて勝手に決めるなと怒られて、夏休み入ってヒメと洋服を選びに行って選ぶ服選ぶ服似合わないとボロクソに言われ、ようやくあたしはその日を迎える。
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