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* 「どういうつもりなんですか」 結愛たちといた店を出て、少ししてから俺はそう話を切り出した。 「なんのことだ」 「惚けないでくださいよ。あの店にいた時のあんたの行動はどう見ても不自然だろ。2人が喋りだすと露骨に邪魔してたくせによ」 「おーい、敬語崩れてんぞ」 「結愛の邪魔するやつには敬語なんていらねー」 藤咲はそんな俺の態度を鼻で笑った。 「青春してるねー」 「…あ?」 あからさまに馬鹿にしたような態度に、思わずそんな言葉が出てきてしまう。 「一応言っとくが、俺らは教師だ。もしだぞ、あいつらに間違いが起こってみろ。それがバレたとき、責任を取るのは陸だ。もちろん愛坂のやつも苦しむはずだ」 「……わかってるよ、んなこと。だけど、結愛が望んでんだ。俺は…それを、叶えたい」 いつの間にかに、握り締めていた拳にさらに力が加わり、爪が皮膚に食い込んだ気がした。
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