4話**約束

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「向坂!」 すると、彼女はびくっと肩をさせて振り返った。 …いた。 顔を見て、前に歩いていたのが向坂という確信を持てると、なぜか嬉しくなっていた。 「今日も遅いね?」 「…まぁ」 「なんで遅くなるの?」 「…うーん」 そう唸りながらも、一向に次の言葉が出てこない。
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