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結局このまま最終日まで、俺と親父は言い合いをしつづけた。
杏は俺を手伝う事なく笑いながらその光景を見ている。
別れ際…
「じゃあな、バカ親父、二度と帰って来ねーよ」
「おう、バカ息子二度とくんな、お前の顔を見なくて済むと思うとせーせーすらぁ!」
「この後に及んでケンカしなや…バカ親子…」
「「一緒にすんな!!」」
「やっぱ仲いいじゃねぇか…」
「九王さん何か言いました?」
「いや、何も…」
「そう言わんと帰ってきてや、英明私もさみしいがやき」
「俺はさみしくない!!もって言うな!!」
「本当に、頑固…杏ちゃんもまたね!!」
「ありがとうございます。義父さん、また会いに来ます。ありがとうございます」
「ん…」
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